婚活はもう懲り懲り「私は結婚がしたかっただけなのに…」

奇妙な夜から2週間ほどが経ちました。
その間、彼からはあのお店のことに関しては何も言われませんでした。
私も極力触れないようにしていましたが、「今日の夜、あの店でご飯食べない?」と言われました。
私がいい顔をしないのを悟ってか、「この間は奥に行けなかったでしょう?今日は更に落ち着く奥の部屋に案内してもらうから。余計な心配しないで!きっと気に入ると思う」の一点張りでした。

デート中だったので同僚にアドバイスをもらうことも出来ず、私はとりあえずもう一度訪れることにしました。
店内はやはり暗くて、誰も会話をせずに鍋を囲んでいました。
1時間ほど掛けて彼と食事を済ませ、いよいよ奥の部屋に通される時間がやってきました。
真っ暗な廊下を抜けると、今度は眩しすぎるくらいの部屋に到着しました。
そこでは皆さんがお経のようなものを唱えていていました。
私の心の中に「これは新興宗教だ」という思いが芽生えました。
彼の手を振り払って、私は必死に外へ出ました。
誰も追いかけては来ませんでしたが、外に出ると目の前に彼がいて驚きました。
感情を失った目で「どうして逃げるの?」と冷たく言い放たれました。

そこからはどうやって家に戻ったのかは覚えていません。
震える手で同僚に電話をし、「どうしよう?何もされてないけど、新興宗教みたいだった。顔がバレているから、私どうなっちゃんだろう?助けて…」そう言うのが精一杯でした。
心配してくれた同僚が、デート中だった交際相手と駆け付けてくれました。
「何かあってからでは困るから、今日はここに泊まらせてもらうよ」と2人とも私の部屋にいてくれました。

その後、彼からはぷっつりと連絡が途絶えました。
どういうつもりなのかは分かりませんが、メールも電話もありません。
こういうことがなければ、私は真剣に彼と結婚したいと思っていました。
でも、怖くて自分から連絡を取ることも出来なくなりました。
何も変化がないので警察に相談することも出来ません。
生きた心地はしませんが、悪夢の出来事から2ヶ月が過ぎようとしています。
ものすごくトラウマになってしまい、婚活は愚か他の方法で男性と出会うのも怖くなってしまいました。
もう無理には出会わないと心に決め、私は婚活をやめることにしました。